Azure BastionがGAされました

Azure BastionがMicrosoft IgniteでGA (General Availability)の発表がありました。
VMを使っている方は嬉しい発表ではないでしょうか?

Azure Bastion

利用している仮想ネットワーク内でプロビジョニングするフルマネージドなbastion serviceで、Azure portal内で直接SSLを経由して仮想マシンへのシームレスな接続を提供されます。
サポートプロトコルはRDP、SSHで、Azure Bastion経由で接続する場合、仮想マシンにパブリックIPアドレスは不要となります。
追加のクライアント、エージェント、ソフトウェアも不要といったサービスです。

ブラウザとAzureアカウントさえあれば使えるので、作業用のPCがないとアクセスできない!とかいうことから開放されますね。

デプロイ方法

AzureのMarketplaceからBastionを検索して追加します。
f:id:tsukatoh:20191105165952p:plain 作成を押します。
f:id:tsukatoh:20191105170006p:plain 必要事項を入力していきます。
f:id:tsukatoh:20191105170022p:plain

名称等を入れるブレードのところで注意が必要です。 まず、専用サブネットが必要になります。
デプロイ先の仮想ネットワークのアドレス空間の空きを確認し、AzureBastionSubnetという名称でサブネットを追加します。
サブネットの範囲は27ビットマスク以上の範囲が必要になります。

出来上がったら仮想マシンの接続からBastionを選択してアクセスします。
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2019/11/05現在は以下リージョンのみで使用可能です。

  • Australia East
  • East US
  • Japan East
  • South Central US
  • West Europe
  • West US

難しいことはあまりありませんが、サブネット名等の注意は必要ですね。
良い踏み台ライフを。